バランスと新陳代謝

 ブログを定期的に書かなくなってずいぶんと経ちますが、令和に改元されてから書いていないことに今更ながら気がついたので、防災の日であり、父親の誕生日でもある9月1日に何かしら書いてみようとMacを開きました。

 

 令和元年の夏は、“観測史上初”という冠がつく暑さや大雨、あわせて一桁台の台風上陸そしてそれに伴う暴風雨など、日常生活から経済活動に至るまで広範囲に影響が及ぶ天候で、8月も終わりかけた頃にまたもや線状降水帯が北部九州に発生し、佐賀、長崎、福岡に多大な被害をもたらしました。

 

 毎年のように日本のどこかで水害や土砂災害が発生し、尊い命が失われて、日常が流され、希望がのみ込まれています。

 

 新聞紙面などで識者が寄稿しているように“災害が起こることを前提とした〇〇づくり”が強く求められています。

 しかしこれは多面的に取り組まないと実現不可能で、言うは易しでとても困難が伴うものです。

 すぐに思い浮かぶものだけでも先ずは財源、次いで既得権益や利害を捨て去る勇気ある調整、無私のリーダーなどなど。

 

 にもかかわらず、国の、地域のリーダーが集う場や、そのリーダー達を輔け、補う役割のエリートの方々の集う場の雰囲気がね、もうね、なんかね、一部のマスコミも含めてね、悲しくなりますね、日本人として。

 ひとつの組織としてオールジャパンでまとまってくれんですかね、資源も少ない小さな島国なんですから。

 

 実はカラダも似たようなものでして、全体として恒常性を保つことができるはずなんですが、何かの拍子にどこかのバランスが崩れると、健康体が脅かされるのです。

 それでも最初の小さな不調は、免疫力や治癒力といった力が働いて、元通りにしてくれるのですが、その力に頼りきりで何ら省みることもせず、感謝もせずにいると小さな不調が次第に大きくなって、気がついた時には手遅れなんてことになるのです。

 

 人体の組織には本来、バランスを保つことと新陳代謝を促しリフレッシュする能力が備わっています。

 ただし、日常生活の中でこの能力を低下させる、または無力にさせる原因があるのです。

 その原因をひとつずつ除いていくと自ずと人体組織が本来持つ能力が向上していくのではないでしょうか。

 

 もちろん現代を無害で生きていくのは不可能ですし、健康を害する原因を完全に取り除くことも不可能です。

 ただし、自分の体質に適しているか否かは自分自身でわかるはずです。

 タバコやアルコールに限らず、サプリメントや健康にいいと言われる様々な食品でさえ、万人に適しているわけではありません。

 

 体に良いと言われるものも悪いと言われるものも“過ぎたるは猶及ばざるが如し”です。

 バランス良くを意識して、新陳代謝を促しましょう。

 

 カラダも社会もバランスと新陳代謝が大切です。