公衆衛生

 おはようございます。

 大雨による災害が各地で続発しないかと(一部起きている地域もありますが)心配な週末です。

 個人としては、無事を祈ることと、不要不急の外出を控えることしかできませんが。

 このところ各地で頻発している地震による地盤の歪みと今回の大雨とが影響し合わなければいいのですが。

 梅雨明けが待ち遠しいです。

 

 さて、タイトルの『公衆衛生』。

 私は公衆衛生について詳しく述べる知識も著述力もないのですが、学生の頃『公衆衛生学』は好きでした。

 まぁ担当の先生が良かったってのもあるのですが(その科目を好きになるもならないも先生の影響ってものすごく大きいと感じている一人ですが)、公衆衛生の内容も歴史もとても興味あるものだったからです。

 

 よく使われる説明に『公衆衛生は集団を対象とし、治療(臨床)は個人を対象とする』みたいなものもあります。

 

 ご承知の通り、公衆衛生政策が図られている国や地域は衛生的ですよね。

 上下水道の整備なんかは代表例でしょう。

 衛生的であることは感染症予防に与してることも周知の事実です。

 ただ日本人は、ともするとこの恩恵を忘れがちですがね(海外に行くと気づかされるらしいのですが)。

 

 この公衆衛生(的な観点)って、鍼灸治療をはじめとする東洋医学と親和性が高いと感じるのです。

 とある会社のCMで再認識された『未病』という東洋医学の言葉というか病態がありますが、先にあげましたとおり、病気になってから表出する症状(熱や痛みといったもの)に対する処置は治療(臨床)で、その前段階の未病に対しての処置が鍼灸治療(東洋医学)ではないかと感じるのがその理由です。

 

 これから数年の間に社会保障や医療費などの難題が抜き差しならぬ状況になるのは避けられないでしょう。

 それら制度の疲弊に合わせて、追い打ちをかけるように働き手の減少も歯止めのかからぬ問題です。

 これらの諸問題いや、諸難題を『ダレかがやってくれるやろぅ』と呑気に構えていられる時代は遠の昔に過ぎ去りました。

 これからは『病気になったら医者にかかればええ』は通用しない社会になります(半分なっています)。

 少なくとも熊本県民の多くは、2年前にそのことを皮膚感覚として感じたはずです。

 

 これからはこれまで以上に自分自身の健康管理に責任と自覚を持ち、自分にあった養生法を確立し、人生を悔いなく全うさせることが望まれます。

 

 『治に居て乱を忘れず』という故事を心にしまっておきたいですね。

 

 今朝の朝刊の『インドでは5億人が野外排泄している云々』の特派員レポートを読んだことが今日のグログの原動力となったのですが、ニッポンの技術や経験が活かされるべき分野が世界にはまだまだあるなぁともね。

 

 ガンバレニッポン、がんばれ若人。

 技術大国日本の将来のためにも若人が生きやすい社会にすることこそ、オトナの責任ばい。