鮎解禁

 早くも6月です。

 梅雨入りしたら晴天に恵まれ。

 まぁ洗濯物が乾くのでよかことですけどね。

 

 治療所にかけてあるカレンダーを眺めていたら、本日6月1日は『気象記念日』『電波の日』『写真の日』と『鮎解禁』と書かれているではありませんか。

 

 先のゴールデンウィークに息子二人と緑川上流に行く途中、『鮎やな場』という看板を横目に走ったのですが、その時は『鮎』について特に感じるものはなく一風景として過ぎて行ったのです。

 が『鮎解禁』となると少し引っかかりました。

 まぁ多分に『解禁』という文字に反応しただけなのですが、鮎についての思い出があまりないということに気づき、最後に鮎を食べた記憶さえないということにも気づき、鮎に限らず『川魚』との縁の薄さにあらためて気づいたのでした。

 

 その鮎について少し調べてみたら、縄張りを持つ魚らしいのです。

 岩魚や山女魚もそうなのかも知れませんが、無知なのでわかりません。

 

 人間も古代から縄張りを持つ生き物でした。

 部落、集落、村など、そこに集まって暮らす人たちの命を守るためには必要なことでしょう。

 そこには『命』がかかっているのですから当然ですし、その防衛線を越えて来ようとする敵に対しては、まさしく生命を懸けて守るものです。

 

 これを機会に鮎の気概を見習って、身体を鍛えなおす夏にしようかと密かに企んでいます。

 先ずは下半身の鍛錬から始めなきゃですね。

 なんでもそうですが、土台や基礎がしっかりしていないと、その上にどんな立派なものを積み上げても簡単に崩れてしまいますからね。

 また、数年ぶりに鮎料理を食べに行こうかな。

 昔から『解禁』と『限定』という文字に弱いもので。

 

 ちなみにアユは鮎のほかに『年魚』『香魚』とも書かれるそうです。

 これもなんでもそうなのですが、漢字の由来についても調べると興味深くためになりますよ。

 

 明日から4日の月曜日まで3連休を取らせていただきます。

 大阪での鍼灸学会に参加してまいります。

 業界トップクラスの臨床家や研究者の言葉に触れ、同じ空気を共有し、氣を帯びて戻ってきますね。