注意喚起

 土曜日も暑かったですが、今日も暑いですねぇ。

 この時期は湿度が高くないので、風が吹けば木蔭なんかはサイコーの憩いの場なんですが、すでに蚊が飛んでいるので油断ならんですね。

 洗濯物が早よ乾くとは良かこつですけどね。

 

 さて、今日のように太陽エネルギーが前日と比べものにならんごつ降り注ぐ日は、熱中症(かくれ脱水症)に注意してください。

 

 最高気温こそ前日に比べ、3℃位しか上がっていないように表示されますが、アスファルトやコンクリートに囲まれた環境下に身を置く私たちは、気づかぬ内に汗を大量にかいているのです。

 今日のような天候の日に屋外で活動される方は、当然のことながら身体中から汗が吹き出し、のども渇くので、視覚的にも感覚的にも『水分を欲する』のですが、乳幼児や高齢者および、やむを得ない理由で向精神薬などを服んでいる方は、体が水分を欲する信号が脳中枢に届き難くなっているので、周囲も気づかない間に熱中症症状を呈することがあります。

 また、体温の調節が上手くできない場合、鬱熱など体内に熱がこもる症状も出てきます。

 

 いずれにせよ、以上のように体が生命維持のために発する数々の信号が上手く伝わらない状態にある方々は、自らの意思表示も困難な状態にあることが多いので、周囲の方々の『見守る眼』がとても大切になります。

 

 窓を開けて外気を取り込むことが困難な環境下にある場合、『まだ5月だけん』と言ってクーラーを入れることをためらわず、積極的に活用しましょう。

 この季節は、室内温度を下げるのにさほど時間を要さないので、電気代もさほどではないですよ。

 もちろん、クーラーだけではなく、サーキュレーターや扇風機を併用して、涼んだ空気を部屋中に循環させることもお忘れなく。

 

 それと、『見守る眼』を生業にしている(医療従事者、介護職員、保育士といった)みなさんは、ご自身に向けた見守る眼が疎かになりがちなので、ぜひご自身の身体にも目を向けて、休むべき時は休んでください。

 自身が体調万全の時であれば、ヒヤリハットで済んでいた事象も、疲労困憊の時は事故に直結しますから。

 

 人手不足、設備の老朽化に対し、経営不振を口実になんら手を打たない施設で働くみなさん、早くそこを辞めましょう。

 みなさんの健康や幸福よりも、みなさんのご家族や大切な人の存在よりも、そこに価値があるのであれば別ですがね。

 

 かくれ脱水症、熱中症、はしか、水難事故、食中毒、マダニ、遭難、地震、噴火などなど、注意喚起をすればキリがないのですが、一人でも多く自己防衛策が取られ、被害者が激減しない限り続くでしょうなぁ。

 そして、それぞれの分野の『見守る眼』がこれからますます必要となりますよ。

 

 もちろん、『喚起』と『煽り』を見極める眼もですね。