清明

 雨降りましたね。

 今日の雨ほど『お久しぶり』って感じた雨は稀ですね。

 天気予報では、明日はガッツリ雨の様ですので、バッチリ空気を潤し、シッカリ花粉他浮遊物を洗い流してくれることを祈りましょう。

 

 さて、本日は二十四節気の『清明』です。

 “ほぼ日手帳”から引用させていただくと『春の陽射しの中、天地万物が清らかな明るさに輝く時期。中国や沖縄ではこの時期、先祖の供養をする行事をおこないます。』とあります。

 

 なんともいい時期ですね。

 

 新入社員のみなさんは入社式を終えて、研修期間を設けている会社もあれば、現場でOJTを採用している会社もあるでしょうから、現状は様々でしょう。

 また、新入生の子を持つみなさんは、来週あたり入園、入学式を迎える方が多いでしょうから、新入生として揃えないといけない品々を買い物に行く機会も増え、その都度、お子さん本人はワクワクドキドキ、親御さんはハラハラドキドキ感が募っていることでしょう。

 

 そんなこんなのこの時期に要らぬお世話ですが、私の経験から、新入社員になられたみなさんへアドバイスを二つ。

 一つ『その時にできることを全力で取り組む』

 二つ『感謝の心を持つ』です。

 

 新入社員に対して、仕事ができることを望んでいる会社や上司、先輩は皆無だと思います。

 もちろん、早いうちにできるようになることは望まれているかも知れませんがね。

 それよりも、今までの学生生活でできたことを手を抜かずにやりつつ、仕事を覚えていけばいいのでは。

 それは何かと言うと、『挨拶と掃除』です。

 ちょっと大人っぽく表現すれば『凡事徹底』でしょうか。

 

 それと、数ヶ月もすれば『隣の芝生があおく見える』のも人の常。

 久しぶりに同級生なんかと会って食事やカラオケに行った先で、お互いの近況報告をし合う羽目に。

 学生時代には成績もルックスも優っていた(と思っていた)同級生に給料もボーナスも負けていることに気づかされショックを受ける。

 その時にこう考えて欲しいのです。

 『今は一人前の仕事ができないのにお給料をいただいている。職業訓練させてもらいながらお手当てをもらえている。まずはこのことに感謝しなきゃ』ってね。

 

 もう一つの要らぬお世話ですが、初めてお子さんを保育園なり幼稚園なりに預けられる親御さんへ。

 これまでよりもスキンシップの時間を多く取ってください。

 これだけは親御さんの努力が必要です。

 お子さんにとっての安らげる場所は、親御さんの膝の上であり、腕の中ですから。

 もちろん『ことば』も大切ですけどね。

 

 これから先も今まで以上のスピードで『働き方』が変わっていくように、『生き方』も変わっていかざるを得ないでしょう。

 そんな状況下で望ましくないのは『ぶれる』ってことも挙げられると感じています。

 社会制度や雇用制度がどんなに変わっても、人間を人間たらしめている『倫理観』や『道徳観』は普遍だと思うのです。

 そこがぶれちゃうとですねぇ。

 

 今週初めから体調を崩してしまい、久々に『病を味わ』いながらブログを書いています。

 自己免疫力が低下していることを嘆きつつ、人間力だけは低下させないように読書に勤しむ春です。