春うらら

 日中暖かいだけに朝晩が肌寒く感じられる日が続いておりますが、みなさんお変わりありませんか。

 私ごとですが、昨日とうとう今年初の鎮痛剤を服用してしまいました。

 今年こそは鎮痛剤に頼らずに過ごしたかったのですが、早々と断念しました。

 

 早々つながりですが、桜が満開を迎えましたね。

 木によっては葉桜になりかけているものも見受けられます。

 今年の入学式では桜を背景に記念写真を撮ることは難しいかもですね。

 

 早いもので今週末には3月も終わり、日曜日から4月がスタートしますね。

 毎年この時期は何かと『ストレスフル』になる時期でもあります。

 

 まずは冒頭申し上げた通り、最低気温と最高気温の差が大きくなります。

 朝はまだコートが必要なくらい冷えますが、日中しかも車中などはシャツ1枚でも暑く、人によっては冷房を入れて運転する方さえ出てきます。

 また、天気も変わりやすいので、気圧の変化も伴います。

 

 この気温や気圧の変化だけで身体には十分なストレスがかかるのですが、これに『環境の変化』たる最大級のストレスが人によっては重なります。

 

 人間は誰しも『住み慣れた環境』が心身ともに落ち着きます。

 このことは説明不要でしょう。

 

 ただこの時期、入園、入学、入社といった新しい生活環境が始まることだけでもストレスが大きいのですが、さらに、転校、転勤が伴った生活環境のすべてが変わることは、期待と不安が混じり合った状態であっても、想像以上にストレスを受けてしまうのです。

 このことは、経験者なら共感できるし、特に大人社会では、入る側、受け入れる側双方に人生経験と想像力がそれなりにあるので、ある程度はストレスを緩和できます。(新社会人はそうとも言えないかも知れませんが。)

 

 ただし、子ども社会は別です。

 その子によって性格も育ってきた環境も異なるので、ナイーヴな子は何かしらの身体変化として現れるかも知れません。

 入園、入学といった『みんないっしょにスタート』する環境でさえ、適応力の差が出るのに、これが転入生となると、想像を超えるストレスがかかります。

 

 繰り返しますが、転勤により新しい住まいや職場になったお父さん、お母さんも大変ですが、転校させられた子どもは、何倍も大変な思いをします。だって子どもは残酷ですもん。

 

 このブログを読んでくださってるみなさんの周りにそんな方がいらっしゃったら、寛容な心と優しいまなざしとあたたかい言葉がけで接してくださいね。

 以前も書きましたが、熊本はよそ者に対して寛容な土地柄とは思いませんのでね。

 

 また、お子さんの変化、例えば、噛みつき、夜泣き、おねしょ、弟や妹にあたる、などなどでお困りの親御さんがいらっしゃれば、『小児はり』をすすめてください。

 ほとんどの鍼灸師は小児はりができますので。

 『はり』といっても刺さない鍼です。接触させるだけです。ご安心ください。

 

 もちろん、職種や住居などの環境が変わってストレスを感じている大人の方へも鍼はおすすめです。

 

 働き方改革なんて国が指導してもねぇ、とこれを言い出したらキリがないので止めて。

 一部企業では転勤に制限を設ける動きが出てきているのは自然な流れかな。

 引越し業者が人手不足を解消できない時代ですしね。

 

 春から新たにデイサービスやショートステイを利用せざるを得ないおじいちゃん、おばあちゃんにも気配り目配りをお願いします。