センセーショナルなタイトルで申し訳ない。
女性の方は『何が書かれているの!?』とお思いのことでしょう。
今日は乳がんのことで、私なりに新たに気づき考えさせられたことを少し書きます。
今朝の新聞に『男性にも「乳がん」』という記事が掲載されており、その中で『日本乳癌学会の登録によると、平成27年に新たに乳がんと診断された患者は8万7千人余り。このうち男性は1%未満の560人だ。』と書かれていました。(平成30年3月6日産経新聞生活面より抜粋)
この記事を読んで『男性もなるんだぁ』と感じるとともに、『けど、女性と男性の違いなんて僅かだしなぁ』とも感じたわけです。
この『僅か』という認識に異論を唱える方がいても当然で、不埒な!とのお叱りを受けることも覚悟の上で個人的考えを述べるのですが、人間の体の染色体の23対あるうちの22対までは男女同じで、残る1対の性染色体の組み合わせだけで身体的特徴として男女(雄雌)がわかれているのです。
そういう観点から僅かと感じるのです。
当然のことながら、女性にしかない器官(例えば子宮)または、男性にしかない器官(例えば前立腺)の病変や腫瘍の発生は別として、男女共有の器官であればね、不思議ではないのです。(✳︎子宮も前立腺も相同性があるらしいのですが、詳しくは省きます。)
ここで問題なのは、全てにおいて言えるのですが、マイノリティー(少数派)が割りを食う世の中であってはならんなということです。
この記事にも男性患者さんの体験談が載っているのですが、『マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)検査室を出た際に感じた、居合わせた女性の「えっ」という視線が忘れられない。』という、世間の理解が無いことによる偏見や誤解と言ったものがね、常に存在し、その対象者を必要以上に苦しめ、追い込む結果になるわけです。
何でもそうですけど、『知らぬが仏』で良いことよりも、『無知は罪』の悪いことの方が多いかな世の中。
人間って、知らないことが恐怖心を生んで、それが憎しみに変化するという厄介な性質も持っていますからね。
歴史の証明するところですね。
他人のプライバシーを知ろうとする欲求を、他人その人そのものを知ろうとする方へ向けられるといいですね。
東洋医学でもその人そのものを知ろうとすることから治療が始まります。
上記の体験談で言うと、世の中の認知が追いつくまでは、医療機関側に患者さんに対する配慮が求められるかな。
矛盾するようですがね。
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