まぜるな危険

 Wi-Fiも飛んでますが、花粉もかなり飛んでますね。

 車の汚れ具合から察するに、他にも様々な微粒子が飛んでいるようですが。

 花粉症のみなさまには大変つらい時季です。

 目や鼻の露出を避け、上着も入室前に脱いで花粉を払いのけて、洗濯物も室内に干すなどの対策をとった上で、休息や睡眠時間を確保してくださいね。

 

 さて、毎日使うトイレ用洗剤ですが、ほとんどの洗剤に『まぜるな危険』と書いてあります。

 これは塩素系の洗剤に書かれていることが多く、ご存知の通り『酸性の洗剤とまぜるな危険』の意味です。

 理由は、塩素系洗剤と酸性洗剤をまぜると塩素ガスが発生し、最悪の場合死に至るからです。

 実際、過去に悲しい事故が数件起こってから表示されだした文句です。

 

 これも比較的最近(だと思うの)ですが、タバコに『あなたの健康を害する恐れがある』的な文句が、パッケージの半分くらいのスペースに表示されだしましたよね。

 これ『警告表示』って言うらしいのですが、売り手サイドの『自主規制』ってことなんでしょうか。

 子どもの頃にテレビを観てるとタバコのCMが当たり前に流れていたものですが、今となっては懐かしい想い出のひとつです。

 

 この二つの表示について、前者はメーカー側がもっと主体性を持って取り組むべきものと考えるのと同時に、後者は『効果の程は如何に?』と思っちゃうわけです。

 

 例えば、ドライブをしていると目に入る看板に『ポイ捨て禁止』などがありますが、あれなんか景観を悪くしているだけで、あの看板を見てポイ捨てを思い止まる輩はいないと思うのです。

 タバコでもゴミでも車窓から捨てる輩は、自分が悪いことをしているなんてさらさら思っちゃいませんし、身障者用駐車スペースに駐車する輩も同じです。

 

 タバコを吸っている人で、タバコが健康に悪いことを知らない人はいないと思います。

 肺がんになるリスクを高めることは承知で、肺の機能が低下し、呼吸器に何らかの障害が出ることも承知の上で吸っているのです。

 

 なので、吸っている人の健康を気遣う文句を印刷するよりも、副流煙に対する注意喚起や、歩きタバコはすれ違う人にとってはとても危険で迷惑であることを謳う文句を印刷すべきではないかとね。

 

 過剰な表示や掲示は、バカにされているようで気分の良いものではありませんが、そんなことまで書かなきゃダメ!?って感じることまでも表示しなきゃならない世の中になっているのでしょうかねぇ、悲しいですが。

 

 その内、アルコール全般に『飲み過ぎはあなたの健康を害する恐れが・・・』みたいな文句が印刷されるかもですね。

 その前にインスタント食品や加工肉食品、スナック菓子や清涼飲料水などに『摂り過ぎは・・・』みたいな文句が印刷されるかな。

 

 『まぜるな危険』は何も洗剤に限ったことではないんだよねぇ。

 病院で処方される薬だって、処方された内容を処方された期間中に服薬する人ばかりじゃないからなぁ。

 服み残した薬を翌年に服む。似た症状の家族に服ませる。市販薬と一緒に服む。お薬手帳を持参せずに病院を移り変わり、その都度処方箋をもらう。などなど、自分勝手な判断で薬をまぜることは絶対にやめてくださいね。

 

 人間同士も『まぜるな危険』な仲がある。