薬効

 今日は花粉症の諸症状に悩み苦しむみなさまには救いの雨ですね。

 今日の雨で空気中の浮遊物がいくぶんか除去されることを祈りながらブログを書いています。

 

 私事ですが、一昨日から目の中に違和感を覚えまして、昨日はとうとう鼻がムズムズしだして夜にはくしゃみが出始めました。

 この二日間、天気は良かったのですが、空はくすんでいて風もあり、何かが空気中を漂っている感はありましたから、もしかして?と思い、花粉情報を検索すると『今日の花粉量は少ない』の表示。

 

 何だか感覚的なものと客観的なデータとに相違があると、自分の感覚の方を疑ってしまう傾向がありますよねぇ。

 まるで受診した病院の先生から『気のせいだよ。』とでも言われたような気分でしたが、いや『体から発せられるサインに注視しよう』と思い直し、漢方薬を買いに行きました。

 

 今日のタイトルの『薬効』なのですが、薬の効きめ、薬の効能とでも言いましょうか、当然のことながらそれを当てにして買い求めますよね。

 今日はこの薬効について個人的感想を述べさせていただきます。

 念を押しますが、あくまで個人的です。

 

 私が花粉症症状に悩まされ、苦しんだことはこれまで何度が触れてきましたが、長いことお世話になったのは耳鼻咽喉科です。

 そしてそこでは耳鼻咽喉の状態を診てもらい、場合によっては血液検査もしてもらい、ほとんどの場合、炎症が認められる部位に対する抗炎症剤や抗アレルギー薬といった薬が処方されるとともに、ミスト状の薬剤を吸引してから帰宅し、出された服み薬や目薬をマジメに服薬、点眼して経過を診て、1週間後の予約時間にまた通院し、前回同様のお薬または、少し強いお薬を出されて・・・を1ヶ月以上繰り返してきました。

 

 これって今思えば、通院期間中イコール花粉が飛んでる期間なわけで、表出している症状に対する対処療法なわけです。

 これなら病院に行く時間を作れない忙しいビジネスパーソンの需要に対し、薬剤師の対面販売であれば入手できる『病院で処方されるお薬と成分がほぼ等しい市販薬』の供給があれば、それで良いわけです結果としては。

 

 そしてこの二つの対処療法にかかるもろもろのコストを考えると、決して安くはないし、副作用に悩むことも多々ある。

 花粉症症状に対して処方されるお薬の副作用として代表的なものは眠気や口渇感ですよね。

 最近の薬は眠気が起きにくいとはいうものの、車や機械の運転しても大丈夫とは書いていませんからね。

 車や機械の運転を仕事とされている花粉症や鼻炎のみなさまにはとても悩ましい問題ですよね。

 

 そんな経験者の私が数年前に出会った(というか勉強会で知った)漢方薬が『釣藤散(チョウトウサン)』です。

 この漢方薬の薬効は『慢性頭痛、高血圧、めまいや肩こりの方へ』とあります。

 どこにも『アレルギー体質の方』や『花粉症の方』なんて書いていないのです。

 だけど私(の体質)には効くのです。

 ここに漢方薬(東洋医学)の奥行きというか、面白さというか、妙味を感じるのです。

 

 確かに漢方薬はドラッグストアで買っても安くはありません。

 ただ、日常生活の中で捻出不可能な額でもありません。

 

 幸い熊本は、漢方薬局がたくさんあります。

 願わくば、『かかりつけ医』同様に『かかりつけ漢方医』を見つけておきたいですね。

 漢方医の先生に体質を判別してもらって、体質改善をすることによる症状緩和の方が賢明ですよね。

 

 主体性を持った健康体づくりが大切。