Genius

 昨日から日中暖かく感じられるようになったのは私だけでしょうか。

 今日も朝方こそ冷え込みましたが、風が弱く、日差しがあれば、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。

 春近しを感じる日です。

 

 さて、Genius(ジーニアス)、代表的な訳語は『天才』でしょうか。

 ただここでは『ある分野において特殊な能力を有する者』とさせてください。

 私の印象だと、これってアメリカに多いように感じます。

 その印象の一例が『飛び級』ってヤツです。

 日本にも存在するのでしょうが、アメリカほど普通じゃないような気がします。

 

 私の世代は年功序列型社会が素地にあるので、どうしても上司や先輩を立てることが当たり前でした。

 ただこれも、心から先輩を敬うのであれば問題ないと思うのですが、うわべだけのものであればしない方がよほど良い気さえします。

 上手く言えませんが、日本人の慣れ親しんできた建前社会が天才を少なくしているのではと。

 

 人間の体の動きには、その動きを反復することにより神経伝達が発達するものもあります。

 運動全般がそれですね。

 習うより慣れろとでもいいましょうか。

 先輩が後輩にアドバイスする『やってくうちに上手くなるよ。』もこれです。

 

 脳も同じで、神経伝達の量、速度、分岐といった成長が大切で、しかも獲得しただけではダメで、使い続けなければ役立たずになってしまいます。

 赤ちゃんに高価な知育玩具を与えても、両親が怪我の心配のあまり『あれしちゃダメ、これしちゃダメ』ではですね。

 脳への刺激(好奇心や探究心)は継続することが大切なのです。

 昨年からの将棋ブームや囲碁ブームはとても良いブームですが、ブームで終わったら玩具メーカーが儲けて終わりです。

 

 なので子どもには『考える』機会を与えることが大切です。

 この考える力こそが『想像力』の源泉のような気がします。

 子どもは等しく未来の宝であり、また親となって子を残す存在です。

 願わくば、ゲームに興じる人ではなく、ゲームを開発する人になって欲しいし、テーマパークに足繁く通う人ではなく、テーマパークを創造する人になって欲しい。

 

 いわゆる学校秀才を多く輩出した結果に現代があるのだとすれば、現代が現状維持で良いならともかく、何かしらの問題をはらんでいて、改善が必要なのであれば、建前で生きやすい社会より、本音でも生きていける社会をつくるべきなのかもですねぇ。

 

 出る杭が打たれている間は希望薄ですなぁ。

 

 AbemaTVで欧州サッカーを観て、サッカー日本代表戦をテレビ観戦し、息子の部活に同行した際に中学生のサッカーの練習試合を観て感じたことと、海外のハッカー集団のニュースや、IoT商品の数々がいとも簡単にハッキングされたニュースを観て、原子力発電所を筆頭に日本のインフラのセキュリティーは大丈夫なのかという心配が、今日のブログのモチベーションです。