年頭にあたって

 新年あけましておめでとうございます。

 

 みなさま健やかに新しい年を迎えられましたか。

 今年の元日も天晴れ、快晴でした。

 初日の出も拝むことができ、幸先良いスタートとなりましたね。

 

 私ごとですが、大晦日からお正月を家族水入らずで過ごせるようになったのはホテルを辞めてからです。

 それまでは当然のことながらゴールデンウィークもお盆も年末年始も休めない環境に身を置いていたので、成人式の時に高校時代の同級生から『ヒコクミン』と呼ばれたことを覚えています。

 

 当時私が勤めていたホテルは高速道路のサービスエリアにレストランも持っていたので、ホテルが忙しくなくても応援に行かなければならず、しかも年末年始やお盆休みのサービスエリアときたら、まぁ〜忙しいのなんのって。

 その後、フロントへ移動になったら問答無用で長時間勤務の夜勤シフトを組まされて、今の時代だったら問題になる長時間労働を強いられていました。

 しかも年末年始は独身者が犠牲になる慣習があったので、結婚した年を除いたほとんどの年を勤務先のホテルで年越していました。

 

 そして時代は移り、私の独身時代に比べて24時間営業のお店は増え続け、介護保険導入とともに施設も増設され、その後多種多様となり、ショッピングモールという新形態の商業施設が当たり前となり、インターネットで買い物した商品が翌日配送される、その物流を可能にしている人たちがいる。

 今や年末年始を休めない人が多数を占める世の中になってしまいました。

 

 こんな世の中にあって、心身のどこかに異常を訴える人が増えるのも当然の結果かなとも思うのですが、私自身が利用者の一人なので、責任は私にもあると反省しています。

 ただ、気づいた人から順に行動に移せば、企業側が止めると思うので、私自身も行動する年にします。

 

 また、同じ24時間勤務であっても、我々の生活になくてはならないものもありますよね。

 

 それは1年365日、緊急事態に備えて24時間態勢で待機してくれている自衛隊、海上保安庁、消防署、警察署、救急病院などに勤務されている隊員、署員、ドクターや職員のみなさんの存在です。

 そんなみなさんの存在を忘れず、みなさんへの感謝の気持ちを持ち続ける1年にしたいですね。

 

 弊院は本日3日より開院しました。

 今年も『365日24時間稼働する勤務先に勤めるみなさんを癒す』を目標に日々精進してまいります。

 みなさん、コンビニやドラッグストアで栄養ドリンクに手が伸びそうになったら一度最寄りの鍼灸院を訪ねてみてください。