葛根湯

 今朝は幾分寒さが弱まりましたね。

 みなさま体を温めてお過ごしですか。

 私ごとですが週末に数年ぶりとなる風邪をひいて?しまいました。

 

 寒邪(かんじゃ)が表にある内に取り除けたようなので(まだ油断はできませんが)今日は開院できておりますが、ノドに違和感が残っております。

 何事も初動が大切でして、『おやっ、なんか変だなぁ』と感じた時にためらわず対処できたことが良かったのかなと思い返している今日です。

 

 今回の場合は、薬で無理に熱を下げずに一旦発熱させておいて、原則は『休養』と『栄養』を取ることに重きを置いて過ごしました。

 

 休養は言うまでもなく安静です。

 せっかくのお休みでしたが、諦めるほか仕方ありません。

 本を読んだり、落語を聴いたりしながらゆっくりしました。

 

 栄養はここぞとばかりに肉を食べたりはせず、いつもと変わらぬ内容を気持ちゆっくり(咀嚼回数を意識して増やして)いただきます。

 水分は何もスポーツドリンクじゃなくていいので、白湯やコーヒーやキレートレモンを飲んだりして補いました。

 

 ここからは個人的なこだわりですと断っておきますが、商売がら『漢方薬で治したい』という気持ちが強く、ドラッグストアに行っても、目につきやすい風邪薬コーナーに陳列してある薬ではなく、漢方薬の棚まで行って『葛根湯』を求めるわけです。

 ただし、葛根湯は風邪症状の万能薬ではないので注意。

 今回の私の場合も、熱は出たけど汗は出ない状態だったので葛根湯を選択したわけで、少しは漢方を学んだからのチョイスなのです。

 

 健康体は自己責任で保ちたいとお考えの方は、鍼灸院ともども漢方薬局も行きつけを持っとくと良かですよ。

 特に体質改善をしたいとお考えの方はですね。

 漢方薬にもいろいろありますから、一度入ってみて気軽に相談すっと良かですよ。

 今ぐらいから服み初めて、2月の花粉症症状を軽減させる漢方薬もありますしね。

 

 これからの季節、体調崩して医療機関に行ったら2時間待たされて、待っとる間に違うウィルスもらったじゃ話にならんけんですね。

 

 ちなみに葛根湯は肩こりにも効きますので、筋緊張性の頭痛や眼精疲労の方にも良かかん知れんですね。

 私も肩こりがほぐれて(いるような感じがして)いますよ。

 

 風邪の原因にはストレスもあるね。