お師匠さん

 今朝は冷えましたねぇ。

 治療所に入ったら今季最低室温だったので、すぐに暖房を入れた朝でした。

 みなさま身体のバランスを崩されたりしていませんか。

 

 ところで、みなさんにとって『お師匠さん』っていらっしゃいますか。

 私はいます。

 と言っても、鍼灸師に限らず、今までの社会人経験の中での職場職場にいます。

 

 そして、その『お師匠さん』の共通点として、職場においてのいわゆる『OJT』でお世話になったということもそうですが、仕事を離れた一人間として『尊敬できる』ってことがあるように思うのです。

 

 どんなに仕事が早くても、キレイでも、頭が良くても、ハンサムもしくは美人でも、食事をご馳走になっても、その先輩のことを尊敬できなければ後輩たちは慕わないと思うのです。

 そしてこの『尊敬される』『慕われる』って、教育によって養うのってかなり困難なんじゃないかとも。

 

 世の中にある『リーダー論』とかを否定するのではないのですが、どうしても教育だと『付け焼き刃』とか『メッキ』とかになりそうで。

 

 だけど今は『即席(インスタント)』が求められるので、世に数多ある組織に『即席リーダー』が多くいて、そのことが多くの不幸を生んでいるような気がしてならないのです。

 同時に現代の若者は、『理想のリーダー像』みたいなものを膨大な実例や著名な方のコメントなどから、簡単に探し出すことが出来るので、その乖離たるや埋めることのできないものになってしまっているのではと。

 

 じゃあどうすればって問われても、答えは用意できないのですが、意識すれば明日からでもできるだろうことは『寛容になる』ってことかなと、お互いに。

 リーダーも、そうでない人も、自分以外のみんなに寛容になれば少しは和むかなと、空気が。

 

 その人がいるだけで部屋の温度が1〜2℃暖かく感じるような、そんなリーダーってステキたぃ。

 

 尊敬する気持ちとか、慕う気持ちってのが体感温度をずいぶん変えてくれるようなそんな気がしますね。

 

 今日、私のお師匠さんの一人が、宮崎から会いに来てくれたのでそんなことを思った次第です。