体調

 みなさん“お彼岸”ですよォ。

 お墓が近くになくて頻繁にお墓参りできない方も、両親をはじめとする“ご先祖様への感謝の気持ち”を忘れず持っていることが大切なのではないでしょうかね。

 今がどんな境遇にあろうとも、生きていることに感謝し、周囲の人を笑顔にできるユーモアを持ちたいものですね。

 

 さて、『もうそろそろ掛け布団を出そうかなァ』なんて気になるくらい朝晩が冷え込みだしましたが、ご自身も含め周りに体調を崩された方はいませんか。

 職場の朝礼での訓示や、親しい方と交わす言葉にも『体調管理をしっかりと』なんてよく出てきますよね。

 

 この“体調”って、読んで字のごとく“体の調子”なんでしょうが、ひねくれ者の私からすると、整えるべきは“気持ち”や“心”や“頭の中”であって、“体を整えてケガは防げてもカゼは防げんな”とね。

 最近ヒマなんで、そんなことを思ったりしてですね。

 で、体調に変わる新しい表現として“気調”や“心調”なんてどうかなァと思ってですね。

 

 思うに“カゼ(いわゆる“感冒”のことと思ってくださいね。)”というのは、引き金となった原因が“冷え”だったり“風(に長時間さらされる)”だったりしたとしても、その前段階で“体力が弱まっていた”ことが一番の原因だと思うのです。

 その体力が弱まる原因には、“ストレス”や“疲労”が挙げられますよね。

 

 その疲労も“呑み過ぎ”や“遊び過ぎ”によるものであれば、自分自身も『自業自得だなァ』と納得できるし、家族からの冷遇も甘んじて受けなければならないと思いますが、ストレスに関しては防げないものも多いですね。例えば、腑に落ちない状況で発生した仕事だと、自分でノリに乗ってさばいている仕事とでは、同じ量でも“疲労感”が全く異なってきますよね。

 または職場や学校での人間関係や家族など身内との人間関係に悩み事を抱えていたりですね。

 

 そんな時に体内で何が起こっているかというと“自律神経の失調”や、それから起こる“ホルモンバランスの失調”なんですね。

 これが短期間の失調ならさほど問題にはなりにくいのですが、失調が長期間に及ぶと人間が本来持っている“治そうとする力”が減弱してしまうのです。

 そしてこのふたつの失調が身体にさまざまな不調を起こし、ここに列記できないほど多くの“病気”を作るのです。

 

 なので“体調管理”ではなく、“気調管理”や“心調管理”が大切になるのですねェ。

 

 いわゆる“風邪の初期症状”なんてものは表出した“枝葉”に過ぎず、ふたつの失調こそが“根幹”なのです。

 だから薬を服んで枝葉を抑えても、食事と休息をとることで“一時的にストレスから避難”して根幹を正さないと、予後不良となるわけです。

 

 おさらいですが“自律神経を整えること”って、すごく重要で大事なことなのです。

 ではどうすれば良いかなんですが、ストレスってそう簡単に取り除けませんよね、多分。

 なので“行動から自律神経を整える”ことを日常生活に落とし込んでみてください。

 

 まず“呼吸”

 休み時間などのちょっとした時間を活用して、深呼吸(腹式呼吸)をしてみてください。 

 その時のコツは“先に息を吐き切る”ことです。意識して吐き切ったら無意識で吸ってますから。

 次は“入浴”

 シャワーで済ませず、38℃くらいのお湯にゆっくり浸かってください。この時間を活用しての深呼吸もおすすめです。

 通院や薬にかかる時間とお金を思えば、水道代も入浴剤代も安いもんです。

 それと決して41℃を超すような熱いお湯に浸からないように。熱いお湯は交感神経を優位にさせてしまうので逆効果ですよ。

 それと“読書”

 就寝時に読書するといいですよ、秋ですしね。

 テレビやスマホやタブレットからの光刺激は早めに絶って、ベッドや布団の中で“本の匂い”を愉しみましょう。

 できれば推理小説やサスペンスなどの展開が気になる作品は避けましょうね、眠れんごつなりますから。

 

 お医者さんから“自律神経失調症”なんて診断下されたら、『えぇぇェ、どんな病気にでもなってしまうってこと〜』って心配になりますよねェ。