37兆2千億?!

 風にも日差しにも秋の気配を感じるようになったここ数日、みなさん健康体でお過ごしですか。

 私は腰部臀部痛が完治せず、朝起きるときと、車の乗り降りと、お尻を拭くときに『うぐ』って声が出ます。

 腰痛持ちの方の苦しみがいくぶんか体感できたことは、今後の財産となることでしょう。

 

 さて、数年前に受講した勉強会で、講師の先生が『人間の体は約60兆個の細胞から構成されており、日々約2億個の細胞が新しく生まれ変わって云々』と話されていた内容をとても興味深く聴いたことを覚えています。

 そしてその数字の根拠は、平均的な成人男性の体重を約60Kgとして導き出されたものであったそうです。

 

 ところが2013年に発表された論文によると、新たに3段階のアプローチを踏んで計算した結果、人間の体を構成する細胞の数は“約37兆2千億個”となったそうです。

 どうやら60兆個説よりも数字の根拠が確かであり、2013年以降にそれを覆す新たな発表も存在しないため、37兆2千億個説が通説となっているそうです。

 

 そして新陳代謝による“細胞レベルでの体の生まれ変わり”にも数ヶ月とするものから数年とするものまで存在するので、どれが正解とは言えないのが現状のようです。

 それは、皮膚、骨、筋肉、血液、各器官などなど、すべてが細胞から作られており、その一つひとつの新陳代謝に異なる周期があるためです。

 

 ただ、ひとつはっきりと言えることは『生きている間は新陳代謝は行われる』ってこと。

 その周期に個人差があろうと、必ず行われるのです。

 

 と言うことは、毎日口にする飲食物を“天然由来のあまり加工されていないもの”を選ぶか、“保存料をふんだんに用いた、突き詰めていくと何を使っているのか分からないもの”を選ぶのかによって、数年後の細胞が全く違ったものになる。

 だって細胞は、毎日口にする飲食物でしか作られないからですね。

 

 コンビニやスーパーでお惣菜や菓子パンやスウィーツを買い物カゴへ入れる前に、成分表示を確かめる習慣を身につけると良いかもですね。

 そしてその時に『一所懸命働いて得たお金で、ここに表記してあるカタカナ書きの薬品その他を口にするんだ』と覚悟を決めて買う。

 意地悪で言っているのではなく、自分に言い聴かせるために書いています。

 

 日々の買い物で、どんなに高価なお肉やお魚を買うより、“基本調味料のさしすせそ”にお金をかける方が、体には良いですよ。加えて油もですね。