うれしい出来事

 気持ちの良い風の吹く快晴の休院日、午後から末っ子を連れて熊本駅近くの公園に行ってきました。

 ここは末っ子の好きなものがふたつ(公園と新幹線)同時にたのしめるスポットです。

 最初は遊具を満喫していた末っ子も、だんだんと遊び飽きて『しんかんせんみにいこっか』と言い出したので、これ幸いと公園と脱出(風はあったが日差しが強く少しバテ気味だった私)。

 すぐ隣の駅構内に入って、券売機で“入場券(大人160円、こども80円)”を買って、エスカレーターでホームへ。

 地方都市だけど、小一時間滞在すると6〜7台は新幹線を観ることができます。

 しばらくはホームに入ってくる新幹線を迎え、去っていく新幹線を見送る私と末っ子でしたが、15:05発博多行きの車両が車内清掃のため早めに11番ホームに入ってきたので、じっくりとその車両“つばめ”を見ていたら、こちらにJRの駅員さん(車掌さんか運転手さんみたいな格好の男性)が近寄ってきました。

 私と末っ子はホームの端に陣取って新幹線を観ていたので、運転席にも近い場所に居たわけです。

 近づく駅員さんは私と末っ子の方へ視線を向け“にっこり”と笑顔で挨拶してくれました。

 そして少し距離をおいた場所で、手帳というかカード入れみたいなものを開いて見だしたので、『これから車両に乗り込む前に何かするんだろうなぁ』と駅員さんを見ていると、末っ子の方へ歩み寄ってきて、『ハイ』って同車両の新幹線の写真のカードを手渡してくれました。

 その後、私に末っ子の年齢を尋ねられたので『3歳です。新幹線が大好きです。』とちょ〜ウルトラど級の人見知りな末っ子に代わって私が答えると、『将来一緒に乗ろうね。』って声をかけてくれたので、『それじゃあ一緒に写真撮ってくれますか?』って厚かましくお願いすると、『いいですよ。』って快く末っ子の横に立ってくれて、しかも帽子を末っ子にかぶせてくれるサービスぶり。

 JRの駅員さんに“ホスピタリティマインド”を思い出させてもらった午後でした。

 

 その後15:05発車の“つばめ”と心優しい運転手さんを見送って、末っ子と手をつないでホームを後にしました。

 あぁ〜、よか一日じゃった。